新卒美容師への助言 その1
さて始まりました、独断と偏見の助言シリーズ。
1回目はズバリ
「あなたは美容師に向いているか向いていないか」
です。
これ実はめっちゃ判定するの簡単です。シンプル。
素直な気持ちで自分自身に問いかけてみましょう。
比の問題です。
【他人を綺麗にカッコよくしたい気持ち:自分が綺麗にカッコよくなりたい気持ち】
さて、いくつになりましたか?
6:4以上であれば美容師に「向いている」といえます。
5:5でギリ。
10:0だった人はまさに天職ですが少しは自分のことも見てあげたほうが良いかもしれません。
清潔感とか色々大事なとこもありますからね。
4:6以下の方はぶっちゃけ向いてません。
営業中にお客様の様子や先輩の仕事を見ずに自分の髪型いじるようになりますたぶん。
だってイケてる自分であることが最優先なんですから、もはやユーザーです。
美容師の離職率は1年目までが30%、2年目までが44%、3年目までが56%だそうで、他業種よりかなり高めです。
辞めていく後輩を数多く見てきましたが、ビックリした理由をいくつか挙げると
・イケてる素敵な美容師になりたかっただけで、よく考えたら別に他人をイケてるようにしたいわけじゃなかった
・もっと色々着飾りたいのに給料が足りない
・ちょっと手が荒れたので。自分の美が削られるなんて耐えられない
思い出しながら書いてますがなかなかの酷さ。
もちろん家庭の事情とか、かなり重度の手荒れでやむなくとか、真っ当な理由もあります。
とまあ色々と辛辣な事を書きましたが、合わないなと思って辞めるのは別に悪いことではないです。
ただ数年経ってから上記の事に気付く人が結構多いので、それはその人の人生にとってロスなんじゃないかと。
個人的に職選びって靴を選ぶのと似てる気がします。
2足の草鞋とも言いますしね。
ダラけて緩くなってしまったなら紐を締めて気合を入れればいいし
頑張りすぎてキツくなったら紐を緩めて気楽にいきましょう。
それでも合わない靴を無理して履き続けると靴擦れで血まみれになっちゃうので
その時は別の靴に履き替えればいい、くらいでいいんじゃないでしょうか。
自分にピッタリな靴が見つかった時、その靴はあなたにとって手放せない物になっているはず。
大いにあなたを守ってくれるし、遠くまで歩けるパワーをくれます。
人生の7割くらいは働いてるわけですから、そこが面白いだけでもう7割楽しい人生の完成です。
靴選び、もとい職選びは大切に決めましょうね。
次回は就職後、お店に立ってから~の助言になります。
それでは、また次回!
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