コンセプト「アンナチュラル」について
今回は僕自身のコンセプトである
アンナチュラル
について少し書いてみようかなと。
いきなりですがみなさん
自然な髪型
と聞いてどんな髪型をイメージするでしょうか?
・・・・・
・・・
どうでしょう?
左右対称な髪型
ボブ ロング ショート
サラサラなストレート ウェーブスタイル
きっと色々なイメージがあると思います。
しかし
それははたして本当に「自然」でしょうか?
意識してほしいのはまさにそこなんですが
これだけじゃなんのこっちゃですね。
もしリアルに洗いざらしで自然乾燥にすれば
毛先はパサつき
左右どっちかはハネている
状態になるわけです。
これはどうしようもない髪の物理法則で
・自然乾燥だと髪の毛は際限なく乾いていく
・つむじの影響で左右どちらかは必ずハネる
このふたつは誰しもが逃れられないルールです。
ほっといたら左右対称にすらなり得ないんですね。
なにが言いたいかというと
左右対称だったり毛先がパサついてなかったり
ツヤツヤだったりサラサラだったりイケてる髪型にするためには
不自然にする必要がある
ということです。
そりゃそうだろって意見も聞こえてきそうですが
意外と見失いやすいんです、これ。
パサつきという問題をなくすためにトリートメントがあり
左右対称にするためにドライヤーがありテクニックがあり
イケてる髪型にするためにワックスがありスプレーがある
わけです。
こう書くと明らかですが
まー不自然ですよね。やってること。
特に最近のヘアカタとかに載ってる髪型って
不自然の極みみたいなのばかりですからね。
アイロンとかアイロンとかアイロンとか。
それをいかにも簡単ですよみたいな顔して載せるからタチが悪い。
美容師の領域に片足つっこんでないと無理だろこれってのも多々あります。
再現性をもたせるためにやることが多すぎて
お客さんの負担が増すばかりだなぁと。
家でそうとう「不自然」なことをしないと
ヘアカタの写真みたいにならないわーって時代になっとります。
それらをふまえて
コンセプトを「アンナチュラル」としてます。
みなさんに今の時代の髪型の風潮を理解してもらうとともに
髪型に対する手間やリスクをきちんと伝える
そのへんをモットーとしてますよって話でした。
あ
もちろん負担の少ない髪型の提案もしますよ
ラクさの極みみたいな髪型もたくさんありますし。
ただ芸能人の写真とかヘアカタの写真とかを
参考に髪型を考えるのであれば
相応の覚悟は必要です。
ネットとかで色々調べてると
家でやることやらないで
写真のようにならないじゃん!って言ってる人もいますが
そりゃそうじゃん?って感じです。
そのへんボヤかす美容師が多いんですが
僕はハッキリ言っておこうかなと。
無理なものは無理、無駄なものは無駄とハッキリ言います。
すごくスタイリングに手間がかかるスタイルなのに
そこまで難しくないですよ~
とか
パーマかけるとラクですよ~
とか
うわべだけ心地いい言葉とか言わないです
家でめっちゃ大変ですよこれ?
とか言います。
だってホントのことですから。
なんか脱線してきた気がするので
今回はこのへんで。
それじゃ、また。
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